5月としては、高めの気温で日差しも強く感じられる駒澤大グランドでは、両校の選手たちがすでにウォームアップを開始していて、スタッフ達も試合の準備で忙しく動き回っています。
東工大の新入部員も前回の試合とほぼ変わらない人数で、ポジションごとに分かれて声を出し合っていて、その部員の何人かは、チェーンクルー・ボールボーイといったそれぞれの役割に真剣に取り組んでいます。
ウォームアップも終わり、コイントスの結果、東工大は、レシーブを選択し予定通り駒澤大のキックオフで試合開始です。
第1Q
東工大は、レシーブで28ヤードラインからの攻撃開始です。東工大のオフェンス隊形はプロIフォーメーションで、駒澤大ディフェンスは、3-4で対抗します。
先発QB#4池田くんの元、ブラストとダイブプレーで40ヤードラインまで前進します。次に#87西くんへのミドルパスなどで敵陣34ヤードラインまで攻め込みますが、パスの失敗が続き4thダウン10ヤードでパントです。
駒澤大は、5ヤードラインでキャッチして自陣41ヤードラインまでリターンします。駒澤大のオフェンス隊形は、東工大と同じくプロIフォーメーションで、一方、東工大のディフェンスは、4-3です。
駒澤大はランプレーとミドルパスで敵陣44ヤードまで前進しますが、つぎのランプレーでRBがファンブルし、リカバーは東工大です。攻守交代で、東工大は、自陣40ヤードラインからの攻撃で、右オフガードのブラスト、左スクリーンで1stダウン更新し、敵陣48ヤードラインまで前進します。
次のシリーズも左フックパス、ブラストで敵陣34ヤードラインまで攻め込んで1stダウン獲得です。
次のシリーズは、駒澤大のチャージングディフェンスなどで前進できず、4thダウン5ヤードでギャンブルを選択しますが、2ヤードのゲインでギャンブル失敗です。
自陣32ヤードラインから攻撃権を得た駒澤大は、インサイドのランプレー、アウトサイドのミドルパスなどで50ヤードラインまで前進し1stダウン更新です。再びインサイドのランプレーで5ヤードゲインしますが、つぎのミドルパスを東工大DBがインターセプトで攻守交代です。インターセプトリターンの際に東工大側にパーソナルファウルがあり自陣9ヤードラインからの攻撃となります。
ダイブプレーで4ヤードのゲインし、ここで第1Q終了です。
第2Q
自陣13ヤードラインからの攻撃は、小刻みにブラスト、アウトサイドパス、ダイブ、QBキープと繋いで自陣45ヤードラインまで前進し、4thダウン1ヤードの場面でギャンブルを選択。インサイドのランプレーで5ヤードゲインしてギャンブル成功です。
50ヤードラインからの攻撃は、QBキープ、ダイブプレーなどで4thダウン1ヤード。
ここでもギャンブルを選択し、ダイブプレーで1ヤードのゲインで2回目のギャンブル成功です。
敵陣40ヤードまで前進した東工大オフェンスは、QBキープで駒澤大ディフェンスにパーソナルファウルがあり敵陣25ヤードラインまで前進しますが、次のパスプレーで駒澤大ディフェンスラインによるQBへのプレッシャーとWRのダブルカバーでインターセプトされ攻守交代です。
自陣40ヤードラインからの攻撃は、東工大ディフェンスの奮闘もあり、スリーアンドアウトでパントです。
東工大は20ヤードラインでフェアキャッチですが、その際に駒澤大側にパーソナルファウルがあり35ヤードラインからの攻撃です。しかしこのオフェンスシリーズは、駒澤大と同様にスリーアンドアウトでパントです。
18ヤードラインからの駒澤大の攻撃は、前半の残り時間が少ないためにパスで攻めてきます。ミドルパスで1stダウン更新した次のパスプレーで、東工大ディフェンスのLB#52山田くんがQBサック。ここで前半終了です。
東工大0 — 0 駒澤大  (前半終了)
第3Q
東工大のキック後半戦開始で、駒澤大は30ヤードラインまでかえします。インサイドのランプレーで4ヤードゲインして、次の左サイドのミドルパスをLB#24高梨くんがインターセプトで一気にエンドゾーンに走り込みタッチダウン!!高梨くん人生初のインターセプトリターンタッチダウンです。
しかしPATは惜しくも失敗です。
東工大 6 – 0 駒澤大 となります。
東工大のキックで試合再開です。駒澤大は31ヤードラインからの攻撃開始です。
東工大ディフェンスは、ランプレーには対応していますが、ドロープレーで17ヤードほどのゲインを許します。しかし次のシリーズはしっかりと止めてパントに追い込みます。
東工大は、自陣9ヤードラインから攻撃開始ですが、駒澤大もチャージングディフェンスで東工大のゲイン許さず。4thダウンでパントです。
駒澤大は、自陣35ヤードラインでキャッチ、42ヤードラインまでリターンじ攻撃開始です。駒澤大の攻撃は、前半と少し違って、オフェンスラインのブロックに変化があり、リードブロックからマンツーマンにと、具体的にはGのプルアウト、トラップブロック、クロスブロックを多用していて、敵陣30ヤードラインまで攻め込みます。しかし次のミドルパスは、ボールがWRの胸に納まった直後に#7DBの松木くんが、強烈なタックルでボールがはじき出されてパスインコンプリート。タッチダウンを阻止します。
駒澤大は、4thダウン5ヤードでFGを選択し、25ヤードラインからのキックは成功で
東工大 6 – 3 駒澤大  とします。
駒澤大のキックで試合再開ですが、オフサイドの反則で5ヤード罰退し再度キックです。東工大は35ヤードラインまでリターンし、攻撃開始。スイープで2ヤードゲイン。
ここで第3Q終了です。
第4Q
東工大オフェンスは、時間を使いながら得点をするという、所謂コントロールオフェンスの作戦で、ランプレーを中心に前進を重ねて、2度の4thダウン1ヤードでのギャンブルを成功させ、#20RB殿山くんの奮闘もあり敵陣30ヤードラインまで攻め込みます。
ここでQBは、#6中條くんに交代し、ショートパスで3ヤードゲインしますが、オフェンスのホールディングの反則などで前進できず4thダウン13ヤードでパントです。
駒澤大は、フェアキャッチで自陣11ヤードラインから攻撃開始で残り時間は6分。オフェンスラインの多彩なブロックを活かし、また4thダウン1ヤードのギャンブルも成功して敵陣49ヤードラインまで前進です。
つぎのシリーズはパスを中心としたコールで、1stダウンはインコンプリート。2ndダウンのドロープレーは、ノーゲイン。3rdダウンのパス攻撃は、QBは、プレッシャーを受けてスクランブルの状態からロングパスを投げます。スクランブルに反応したDBは一瞬足が止まり、その分サイドラインを走っている WRに抜かれて、ボールは、WRがしっかりとキャッチしてそのままエンドゾーンに走り込みタッチダウンです。
PATも成功して
東工大 6 – 10 駒澤大  です。  (残り時間1分15秒)
駒澤大のキックで試合再開ですが、東工大としては、残り時間からして逆転をかけたシリーズとなります。
自陣29ヤードラインまでリターンして攻撃開始ですが、QBキープの場面でハードタックルを受けて痛恨のファンブルです。しかもリカバーは、駒澤大で6ヤードラインまでかえされます。攻守交代で、駒澤大の攻撃ですが、東工大ディフェンスもここは意地を見せてランプレー、QBキープ、ランプレーを止めて、4thダウン6ヤードでFGを選択し、これが成功して
東工大 6 – 13 駒澤大 となります。 (残り時間 24秒)
駒澤大のキックで、東工大は、自陣24ヤードラインからの攻撃で、アウトサイドパス失敗、ロングパス失敗でTIME UP !! です。
結果は、東工大 6 – 13 駒澤大 です。
今回の駒澤大戦においては、敵陣25ヤードライン付近からの攻撃をどうするか、いわゆるレッドゾーンオフェンスに課題があるように思われます。また大事な時のターンオーバーの然りです。しかしミドルゾーンでの小刻みなゲインは、前回の試合より安定感が増していて、何といっても4thダウンギャンブルの4回成功は、大いに評価すべき点です。
またディフェンスも要所でゲインを許さず、1TD,2FGに抑えたことは、今後も期待できると思います。あと2TDくらい取られていたかもしれません。
ケガの選手が多い状況ではありましたけど、次回の国士舘大戦も格上のチームでバックス陣も俊足揃いと聞いておりますので、更なる練習と対策で、またケガから復帰する選手たちの活躍を期待しております。
以上

2017 5.28
駒澤大グランド  13:30~17:00
29期 北川 邦弘 (北川 涼太の父)